中山新春ジャンプステークスの開催を記念してJRAの障害特別競走の数を数えてみた
本日、中山競馬場で中山新春ジャンプステークスが行われました。
このレースを見るために出掛けたのですが、当然ながら馬券はサッパリで
写真もイマイチでしたので、うな垂れるように帰宅した次第であるわけです。
そんななかJRAの「障害特別競走」は、いったい幾つあるのかという、
つまらいない疑問が湧いてきたのでした。
そこで調べてみることにしました。
障害競走とは
障害競走とは文字どおり、コースに設置された障害物を飛越しながら、
ゴールに向かって速さを競うレースです。
日本の競馬にはこの「障害」の他に「平地」のレースも行われています。
「平地競走」とは単純に速さだけを競う一般的な普通の競走のことです。
皆さんが大好きな「東京優駿(日本ダービー)」や「グランプリ有馬記念」なども
平地競走に分類されます。
↑ わざわざリンクを貼っていますが、その必要がないと思われるほど
随分とあっさりとした説明で済まされていますね。
ちなみに競走馬は最初はどの馬でも平地競走を走り、その頂点を目指します。
最初から「障害で天下とったるで~」という馬はいないはずです。
平地競走で結果がでなかった馬が活路を見出すために向かうのが障害競走です 。
ですので、障害競走の馬は一段格下に見られがちなのです。
特別競走とは
特別競走とは文字どおり特別な競走のことです。
なにが特別なのかを説明しますと、
一般競走に比べて賞金が高く設定されています。
しかし、レースに出走するに際して登録料を納めて、特別登録をしなければなりません。
けれども、登録料を納めれば必ずレースに出られるとは限りません。
そのレースに出走を希望する馬が多いときは、
獲得賞金順(これは結構複雑なルールがあります)や
抽選などによって出走馬が決定されますので、出走できない場合もあります。
出走が叶わなっかたとしても納めた登録料は戻ってきません。
なので、特別競走は登録料を納めてまで出走したいと思っている、
(表向きには)ガチな馬が集まるレベルが高いレースとなっています。
障害競走の特別競走
上に掲げていますのは昨年の障害競走の重賞競走一覧です。
昨年は合計10レース開催されました。
今年も大きな変更はなく同じく10レース行われることでしょう。
厳密に分類するならば重賞競走も特別競走のカテゴリーの中のひとつですが、
ここでは重賞競走は特別競走とは別のカテゴリーと見なします。
結果、障害競走の特別競走は下記の8競走になります。
以前は「福島ジャンプステークス」なんていうのもあったような気がしますが、
今はこの8レースのようです。
中山新春ジャンプステークスは本日行われましたが、
他のレースの情報は昨年のものです。
昨年まで東京で行われていた「春麗ジャンプステークス」は今年は2月23日に中山競馬場で行われる予定です。
特別競走は重賞とは違い、なんの前触れもなく突然なくなることがありますので、
今年この8レースが全て行われるのか、私にはまだ分かりません。
こうやってみると「中山」が多いですね。
確かに襷コースがなくなった東京の障害競走には物足りなさを感じていました。
中山競馬場が障害競走の「聖地」化が進みそうです。
今、「障害競走」が熱い!?
昨年末は一般に格下と見なされている障害馬「オジュウチョウサン」が
平地競走の「有馬記念」に挑戦するということで盛り上がりました。
オジュウチョウサンは障害競走で一番格が高い「J・GⅠ」競走を5連勝した、
障害競走の「絶対王者」です。
並みの障害馬ではありません。
その走りに全国の競馬ファンは注目したのです。
結果は9着でしたが、そのレース振りは多くの人に感動を与えたことでしょう。
オジュウチョウサンの今後は「平地」に挑戦しつづけるのか「障害」に戻るのか、
それはまだわかりません(ダイヤモンドステークスに登録するとかしないとか)
しかし彼は今年で8歳です。
そろそろ引退しても不思議ではありません。
障害競走にも熱い視線が注がれている今、新たなヒーローの出現が期待されます。
でも、アップトゥデイトもニホンピロバロンもルペールノエルも9歳なんだよな。
最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました。